第76回 授業研究会の記録 2000年3月 4日(土) 佃中学校


平成11年度としては、最終の授業研究会になる第76回の研究会が予定通り2000年3月4日に開催されました。今回は、長 勝彦先生がご都合で参加できず残念でしたが、そこは集まった熱心な先生方の熱気でカバーできたのではないかと思います。参加者は28名でした。

日台先生の発表は、生徒の言語活動(スピーチ形式での発表)に、学芸大学付属世田谷中学校や中英研研究部の研究調査データを活用したものでした。
綿密な準備と計画のもとに進められた実践は、説得力のあるものでした。


参加者も、ビデオで示される生徒の発表に見入っていました。

今回の日台先生が用意してくれた資料は、非常に多い内容でしたので、すべてをホームページに載せることはできませんでした。以下に一部を載せておきます。ご利用下さい。


(1)語いをどのようにして増やすか

(2)自己紹介の指導

(3)評価の観点


今回も参加者に記録をお願いしました。

(1)明石達彦先生(港区立御成門中学校)  

生徒が自分の考えや意見を英語でどんどん話せるようになったらどんなにいいでしょうか。私たち英語教師がいつも考えていることです。今日の日台先生のお話の中にはそれを実現させるためのヒントが隠されていたように思います。たとえば生徒に自己紹介のスピーチを作らせるときに、まずつまずくのは「語い」の問題でしょう。生徒が使いたい「語い」をその都度教師が与えることは一般的に行うことですが、一人一人の生徒の要求に対応していくには非常に大きな労力がいります。教師が、多くの資料に基づく研究の中から、生徒がその場面で使いそうな「語い」を選択し、それを計画的に教え定着させていくことによって、生徒のスピーチでの使用語いがさらに豊かに、自然になっていくことを、今日のビデオの中で確認することができました。新指導要領では、必修語いが大幅に減らされていますが、そのことはつまり、その他の「語い」については、教師がその選択と指導方法についてしっかりした考えと研究をしなければならないことを意味していると思います。その意味で、今日のお話は大変興味深く示唆に富む内容だったと思います。


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