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第105回授業研究会

2005年 1月15日(土) 午後2時から

会場は、江東区立東陽中学校。

テーマ 「授業を見直そう…学生に学ぶ」長先生の授業理論の総復習第2回

東陽中学校を会場とする授業研究会の2回目は、大雪の予想も出ていた寒い日でしたが、10名の参加者がありました。

長先生の授業理論総復習の第2回目である今回の中心テーマは、「新教材の導入」です。主な教材としては、長先生の指導された大学生のMicro Teachingの実践ビデオを使いました。

始めにMiro Teachingの授業の流れが紹介されました。学生は、中学生用の教科書を1セクションずつ担当する。Micro Teachingの後にはグループでの協議を含む合評会を行う。前回の担当者は次の回にはビデオの撮影を行う。長先生の規準で合格点に達している発表のビデオは、他の学生にも見せること。など様々な工夫があります。

ここでは、グループによる合評会のやり方が、我々の研究協議にも効果的であると思いました。少人数によるグループで議論をすすめ、代表者による報告を受けて、さらに全体で議論を深めるという方法です。

このMicro Teachingは大学3年生が初めて人前で行うもので、当然のことながら、非常に緊張した表情が見られます。同じ大学生を生徒に見立ててのMicro Teachingですから、生徒の反応は協力的ですし、生徒に英語力があるということも大きな手助けではあります。

このMicro Teachingを始める前に長先生が指導されたことは、次の2点。@英語で行うこと。A視聴覚に訴えるプレゼンテーションを工夫すること。ここには当然板書(ホワイトボード)の計画も含まれます。

紹介された学生の発表には、それぞれ一生懸命に取り組んでいるひたむきさと同時に、自分なりの工夫が見られ、大いに刺激になりました。全体的にInteractiveな展開が基本となっています。教師の英語の使用はかなり徹底されています。授業の全てを英語で行う必要はないのですが、英語で行わなければならない部分のひとつがこの「新教材の導入」です。ここで言う新教材とは、新しい文法事項の導入ではなく、教科書のレッスンの本文内容の導入です。

これからの「新教材の導入」について長先生のアドバイスのひとつは、パワーポイントを使ったプレゼンテーションを工夫することです。確かにパワーポイントを使ったビジュアル効果を考えると、教師の準備の時間も劇的に短縮されます。パソコンとプロジェクタ、スクリーンの設備についても、今の学校でならそう難しいことではなくなってきました。

大学生の取り組みを見ていたつもりが、結局はもう一度自分の授業を見直す視点を確認したことになった研究会でした。

(文責:杉本 薫@東陽中学校)

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