第83回 授業研究会の記録 2001年5月19日(土) 佃中学校


第83回授業研究会は、2001年5月19日に佃中学校で行われました。発表に、関口智先生を迎え、参加者は約30名でした。


関口智先生の発表資料(アクロバット形式のデータでダウンロードできます)

1)指導案 

2)Bingo

参加者のレポート

今回のレポートは長先生が指導されている大学生を中心ににお願いしました。(到着次第追加します。)


  まず最初に英語授業研究会に参加して思ったことはこのような研究会にいらっしゃって、コミュニカティブな英語の教授法を研究してらっしゃる先生方に教えてもらっている生徒さんは幸せだな、と思いました。私自身が中学、高校の英語の授業を思い出してみても、訳読式の授業しか受けたことがないので、今回の関口先生のような発音や、文法より言語活動を重視した授業を受けていれば、もっと英語が好きになれたのでは、と思いました。
  今度は、教育実習で自分が生徒に「英語を楽しい」と思わせるような授業をする番なので、今回の関口先生の授業をみて学んだことを挙げてみたいと思います。まず、授業全体を通して思ったことは、声が大きくアクションも大きかったので、生徒が集中して授業に臨んでいたことです。特に歌やOral Introductionの所では生徒が楽しそうにしているのがひしひしと伝わってきましたし、「次に何をやるんだろう」と楽しみにしている様子が分かりました。次に、題材を生徒の興味のありそうなものを使っていたということです。普段からアンテナを張っていないと小錦や浜崎あゆみのある程度大きな写真は手に入らないと思うのでやはり常日頃から授業のことを考えて題材集めなどをしていらっしゃるのが分かりました。
さらに、小錦、イチローなどは男の子の興味の引くもの、浜崎あゆみや鈴木園子さんなどは女の子の興味を引くものなどの様に、生徒全員のことを考えて題材を選んだいらっしゃったのは、大変見習いたい点だと思いました。
  また、たくさんの先生方が討論の場で今回のターゲットセンテンスである”Who is this?" を使いたくなるようなシチュエイションを考えていらしゃいましたが、大変難しいことだなと思いました。授業の中ではどうしてもある程度は不自然になってしまうのもしかたのないことなのかな、と思いました。でも、いろいろなご意見を聞くことができ、いろいろな方法を考えていらっしゃたので学ぶことが多かったです。
  私も、生徒が英語の授業を楽しいと感じ、且つ生徒の力がつく授業とはどのようなものなのかを考えながら、教育実習をしたいなと思います。もちろん初めはうまくいかないと思いますが今回の関口先生の授業や討論で学んだことを無駄にしないようにとにかく一生懸命がんばりたいと思います。
最後にもう一度、英語討論会に私たち学生を参加させていただき、ありがとうございました。
土屋智子(日本女子大学 英文学科  4年)


  今回、現場の先生方が実際の授業について分析し、問題点を解決してくこの会に初めて参加し、教育実習を前にする私達が考えるべきことが具体化されたような気がします。 このような貴重な体験をさせていただき、大変感謝しています。
  ひとつ、私が気にかかっていた事は、最後に今回の研究会のまとめとしての先生方のコメントのなかに、「学生達に負けないように…」との発言がありました。学生と現場の教師の勝ち負けではなく、いずれ、教師の仲間入りをするであろう私達と理想とする英語教育を築き上げるべきではないかと思いました。  櫻井 由美子(日本女子大学文学部英文学科)
 
メール アイコン

こちらへ
トップ アイコン

トップページへ