第82回 授業研究会の記録 2001年3月3日(土) 佃中学校


第82回授業研究会は、2001年3月3日に佃中学校で行われました。今回は、北原延晃先生を迎え、参加者は約40名、充実した研究会になりました。


参加者のレポート

第83回英語授業研究会は本町田中学校の北原延晃先生の授業 をビデオで見させていただきました。先生が実地した期末テスト問題や、教材や設備についてのお話などもおりまぜながらの研究会でした。特別な活動や発表ではなく、先生が行っている普段の授業を、2時間分のビデオを要所を絞って見せていただきました。
 
(内容)
2/14の授業
1 Greeting         How are you?と、数人に聞いていくが、他のクラスメートと同じ事を言わない、必ず違う言い方をする
                というルールを作っている。(友人から学びあう)
2 Dictation        Dictationは、をした後に、裏にテーマを決めて単語をいくつも書かせる。 今回はLandmarks in the city
                期末テストでも、このような問題を出題している。
3 Bingo on the Rhythm    
4 Song "Hey Jude゛  まず穴埋めになっている歌詞を、日本語と、notesを見て埋めさせる。それから、Listningをする。
5 Oral interaction   
6 New words       初めての単語を、生徒がはじめに読む。(生徒はフォニックスを知っているので読める)
7 Reading aloud     
 
2/15 2年1組の授業
1 Greeting
2 Dictation         
3 Song゛Hey Jude"
4 Check of homework (ワーク)
5 Review of new words
6 Review Reading
7  Check of Homework (語彙、文法のまとめのプリント)
8 pair Reading       対話の1部を変えたり、オリジナルのせいふを入れる。期末テストでもこのような問題を出している。
9 Review Writing of Book 1 level
 
(感想)
初めて研究会に参加させていただきましたが、授業の中にはもちろん、色々な先生方の意見や質問の中にも、学ばせて頂くことが多く勉強になりました。
北原先生の授業の中では、沢山の色々な活動が行われていましたが、ひとつひとつの活動が、日頃の積み重ねによって生徒の力になっているのを感じました。生徒達は授業を通じて、沢山の練習をし、その一方で、決して受け身ではなく、自分で考えてたり表現したりする場があるような授業でした。
テストと普段の授業での活動の結びつきが強く、答えが1つではなく、無限大に点数が取れるというところもあり、文法や知識だけにとらわれない力をつけていると感じました。綴りにこだわって書けないよりも、間違っていてもかけたほうが良いということでしたが、そういう姿勢が、間違えを恐れず表現する生徒を育てるのだろうと感じました。
北原先生の授業は、楽しい要素を盛り込みながら、言葉で楽しむ為に必要な力をつけるための授業という印象でした。
『言葉は何のためにあるのか』という問に、『言葉は楽しむ為にあるのだ』という北原先生のお考えが、すべての原点なのだと思います。
今回は、All about KITAHARA ということでしたが、まだまだAllではないぞ、という感じで、もっともっと吸収したいと思いました。
ありがとうございました。(成城学園中学校 大貫加容子教諭)
 



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