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第120回授業研究会

2007年7月14日(土) 午後2時から

会場は、武蔵野大学

[1] 講演「素顔のイスラーム」 猪股俊哉先生(室蘭市立陣屋小学校)

[2] ビデオによる授業研究(14) 鈴木悟先生(港区立港南中学校) 
  指導と助言 北原延晃先生(狛江市立第1中学校)

第120回記念大会は武蔵野大学で、大学生約40人を含む総勢90名の参加で開催できました。まずは、悪天候の中、参加していただいたみなさんありがとうございました。

元々、何年続けようとか、何人集めようという考えとは無縁のスタートをしたこの研究会が、いつの間にかこういう規模になったということは、さすがに感慨深いものがあります。長先生とは一人でも必要を感じて足を運ぶ人がいる限りは続けようと話し合ってきました。やっている僕自身がこの会で集まる人たちに大きな刺激と問題意識を分けてもらい、自分の本業の糧にしています。節目を迎えて、さらに頑張らなければと新たな刺激を受けました。



豊富な内容の3時間でした。ここでの報告は様子を知らせる写真と概略でご容赦下さい。

さて、前半の猪股俊哉先生の講演というより「異文化理解の授業」は、初めての方はもちろん、2度目の方たちにも新たな発見に満ちた内容の濃いものでした。僕自身、もう少し知りたいな、とか本でも探して読んでみようかなどという気持ちになっていました。これはまさに、猪股先生に異文化理解の第一歩を踏み出す後押しをしてもらったのだと思います。だから僕はこれを、「講演」というより「授業」と呼びたいと思いました。用意していただいた膨大な素材とその全てが先生のまさに手と足を目で集めた情報であることを思うと、「教材研究」という言葉の重みを再確認、というよりもう圧倒される思いです。



「信仰告白」「礼拝」「断食」「喜捨」「巡礼」これらの言葉を目にするだけで、我々はいくつかの写真と猪股先生のお話を思い出すことができますね。時間の短さを残念に思った参加者も多かったことと思います。全く誰がこんなプログラムの組み方をしたんだ!と叫びたくなります。すみませんでした。<(_ _)>でも、そこまで面白さを感じたみなさんは、何時間この講演が続いたとしても、教わったり与えられたりすることだけでは満足でいないはずです。いつか自分で勉強することになります。授業の効果はそこあらわれているわけです。猪股先生の術中にしっかりはまっています。優れた授業を受けることは、なかなか心地よいものですね。(^-^)



後半の鈴木先生の授業実践については、これもまた膨大な計画と取り組み、その記録にまず圧倒されます。これだけ冷静に自分の授業を分析し、改善しようという志の高さに敬意を表します。まして、北原先生の視線にさらされながら続けていくのは、並大抵の決意ではないはずです。自己に対する厳しさに、さらに脱帽。



実は、鈴木悟先生は東京都で採用される前からこの授業研究会に参加している方で、すでに数回授業を公開してもらっています。そのたびに、長先生を始め多くの先生方のアドバイスを受けて、鈴木先生の授業は確実に変わってきています。「授業改善の姿勢」のまさに体現者と言えます。我々も大いに見習うべき英語教師の姿であると言っていいでしょう。

生徒の発表、自己表現をゴールとする段階的な指導という今回のテーマについて深く話し合う時間を用意できなかった責任は、再度主催者に抗議したいところです。すみませんでした。<(_ _)>時期をあらためて、もう一度授業研で扱いたいと思います。

北原先生の助言と授業の分析する視点についてのワークショップも、あの短い時間の中でしっかりと参加者に伝わったと思います。ありがとうございました。

前回の記録で参加人数の記録更新をお祝いしましたが、今回はさらにそれを塗り替えました。こうなると「次回はさらに」というのが中毒と依存症の始まりです。次回は、また東陽中の英語教室でゆっくり、こぢんまり…。この組織は、「拡大」することより「継続」することに大きな意義を見いだしています。でも40人ぐらいは入れますからみなさんお誘い合わせの上、どうぞ(^_^)v (文責:杉本 薫@東陽中学校)

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